Excelで日付を扱うとき、表示形式に悩むことはありませんか? 「2024/04/26」を「2024年4月26日」に変えたり、「4月26日(金)」と曜日を表示したり。TEXT関数を使えば、日付の表示形式を自由自在に変更できます。
TEXT関数 日付 書式はこう使う
TEXT関数は、数値を指定した書式設定で文字列に変換する関数です。日付も数値として扱われるため、TEXT関数で書式を指定することで、様々な表示形式に変換できます。
基本的な数式
TEXT関数の基本的な構文は以下の通りです。
=TEXT(値, 表示形式)
- 値: 書式設定する数値(日付)。セル参照も可能です。
- 表示形式: 適用する書式設定を二重引用符(”)で囲んで指定します。
日付書式の例
日付の書式設定に使用できる主な書式記号は以下の通りです。
yyyy: 西暦4桁yy: 西暦下2桁mm: 月を2桁で表示(01~12)m: 月を1桁または2桁で表示(1~12)dd: 日を2桁で表示(01~31)d: 日を1桁または2桁で表示(1~31)ddd: 曜日を省略形で表示(月、火、水…)dddd: 曜日を完全な形式で表示(月曜日、火曜日、水曜日…)
これらの書式記号を組み合わせて、好みの表示形式を作成できます。
例えば、A1セルに「2024/04/26」という日付が入力されている場合、以下の数式を入力すると、様々な形式で日付を表示できます。
ポイント: 書式設定は、大文字・小文字を区別します。mmは月、MMは分を表します。
数式の例
=TEXT(A1,"yyyy年mm月dd日")→ 2024年04月26日=TEXT(A1,"yy/m/d")→ 24/4/26=TEXT(A1,"dddd")→ 金曜日=TEXT(A1,"m月d日(ddd)")→ 4月26日(金)

ステップごとの解説
TEXT関数を使って日付の書式を変更する手順を、ステップごとに解説します。
ステップ1: セルに日付を入力する
まず、書式を変更したい日付をExcelのセルに入力します。日付は、Excelが日付として認識できる形式で入力する必要があります。例えば、「2024/04/26」「2024-04-26」「2024年4月26日」などです。

ステップ2: TEXT関数を入力する
日付を表示したいセルに、TEXT関数を入力します。=TEXT(と入力し、引数を指定していきます。

ステップ3: 値(日付)を指定する
TEXT関数の最初の引数である「値」に、日付が入力されているセルを指定します。例えば、A1セルに日付が入力されている場合は、A1と入力します。

ステップ4: 表示形式を指定する
TEXT関数の2番目の引数である「表示形式」に、適用したい書式設定を二重引用符(”)で囲んで指定します。例えば、「yyyy年mm月dd日」と入力すると、日付が「2024年04月26日」という形式で表示されます。

ステップ5: Enterキーを押して確定する
数式を入力したら、Enterキーを押して確定します。すると、指定した書式で日付が表示されます。

実務での活用シーン
TEXT関数は、様々な実務シーンで活用できます。筆者の経験では、特に経理部門で請求書や支払通知書を作成する際に、日付の表示形式を統一するために使われることが多いです。また、営業部門で顧客リストを作成する際、顧客との最終接触日を特定の形式で表示するのにも役立ちます。
請求書の日付表示
請求書の日付を「令和6年4月26日」のように表示したい場合、TEXT関数を使用すると簡単に実現できます。例えば、A1セルに「2024/04/26」という日付が入力されている場合、以下の数式を入力します。
=TEXT(A1,"令和e年m月d日")
これにより、A1セルの日付が「令和6年4月26日」と表示されます。
顧客リストの最終接触日表示
顧客リストで、顧客との最終接触日を「〇〇年〇月〇日(〇)」のように表示したい場合も、TEXT関数が役立ちます。例えば、B2セルに「2024/04/26」という日付が入力されている場合、以下の数式を入力します。
=TEXT(B2,"yyyy年m月d日(aaa)")
これにより、B2セルの日付が「2024年4月26日(金)」と表示されます。
勤怠管理での活用
勤怠管理システムから出力された日付データを、見やすい形式に変換する際にもTEXT関数が便利です。例えば、C3セルに「20240426」という形式で日付が入力されている場合、以下の数式を入力することで、「2024/04/26」という形式に変換できます。
=TEXT(DATE(LEFT(C3,4),MID(C3,5,2),RIGHT(C3,2)),"yyyy/mm/dd")
この例では、LEFT、MID、RIGHT関数で文字列を分割し、DATE関数で日付データに変換した後、TEXT関数で書式設定を行っています。
トラブルシューティング
TEXT関数を使用する際に、よくあるエラーとその対処法を紹介します。
#VALUE!エラー
TEXT関数の引数に、日付として認識できない文字列や数値が指定された場合に発生します。引数に指定したセルに正しい日付が入力されているか確認しましょう。
日付が数値で表示される
TEXT関数の結果が数値で表示される場合、セルの書式設定が「標準」または「数値」になっている可能性があります。セルの書式設定を「文字列」に変更することで、正しく表示されます。
経理の現場では、この設定を忘れて集計がずれるケースをよく見かけます。セルの書式設定は必ず確認しましょう。
意図しない日付が表示される
書式設定文字列の指定ミスが原因であることが多いです。例えば、「mm」を「MM」と入力した場合、月ではなく分が表示されます。書式設定文字列を再度確認し、修正しましょう。
プロのコツ
TEXT関数をさらに便利に活用するためのプロのコツを紹介します。
表示形式を条件によって切り替える
IF関数と組み合わせることで、条件によって表示形式を切り替えることができます。例えば、D4セルに日付が入力されている場合、以下の数式を入力すると、日付が今日以降の場合は「yyyy/mm/dd」形式で表示し、今日より前の場合は「過去」と表示できます。
=IF(D4>=TODAY(),TEXT(D4,"yyyy/mm/dd"),"過去")
複数のTEXT関数を連結する
複数のTEXT関数を&演算子で連結することで、より複雑な表示形式を作成できます。例えば、E5セルに「2024/04/26」という日付が入力されている場合、以下の数式を入力すると、「2024年4月26日(金曜日)」と表示できます。
=TEXT(E5,"yyyy年m月d日")&"("&TEXT(E5,"dddd")&")"
筆者の経験では、住所録で「都道府県」と「市区町村」を分けて管理している場合に、このテクニックを使って一つのセルに結合することがよくあります。
ユーザー定義の表示形式を活用する
TEXT関数で使用できる表示形式は、ユーザー定義で作成することも可能です。「セルの書式設定」ダイアログボックスを開き、「表示形式」タブで「ユーザー定義」を選択することで、独自の表示形式を作成できます。
例えば、「yyyy年m月d日(ddd)」という表示形式をユーザー定義で作成し、TEXT関数で使用することができます。研修で教えていると、この機能を使いこなせるようになると、Excelの表現力が格段に上がると感じる人が多いようです。
まとめ
TEXT関数と日付書式を組み合わせることで、Excelでの日付表示を自由自在に操ることができます。今回紹介した内容を参考に、ぜひTEXT関数を活用して、業務効率を向上させてください。
- TEXT関数は、数値(日付)を指定した書式設定で文字列に変換する関数。
- 日付の書式設定には、
yyyy、mm、dd、ddd、ddddなどの書式記号を使用。 - IF関数や&演算子と組み合わせることで、より高度な表示形式を実現可能。
まずは、空のセルに=TEXT(TODAY(),"yyyy/mm/dd")と入力してみましょう。


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